『KYT』とは
2023.02.18
皆様朝夕と冷え込みが厳しいですが
体調崩されていないでしょうか?
コロナの影響で予防対策としてマスクを着用していますが
寒さの影響かのど飴を常備している乗務員もいます。
今後も寒暖差に気を付けて風邪などひかないように体調管理には
十分気をつけたいと思います。
このブログでミーティング内容や安全に関しての
取り組みなどいろいろ紹介させていただいておりますが
その取り組みの一つとして
当社は『KYT』を行っております。
『KYT』とは何かと言いますと
■交通場面に潜む危険を予知する能力を養う訓練
交通場面にはさまざまな危険が潜んでいます。
そうした危険が目の前に現れてから
回避手段を取っても手遅れというケースは少なくありません。
交通事故を起こさないためには、
事故に結びつく危険要因をできるだけ早く予知し、
危険を回避するための適切な行動を取る事が
重要なポイントなります。
そうした危険を予知する能力を高めるための
有効な訓練方法が
「危険予知訓練」
略して『KYT』と言います。
(トラック協会 事業用トラックドライバー研修テキスト参照)
危険予知を行うためのポイントとして
①トラックの特性を理解する
→トラックの車体の大きさ(長さ・幅・高さ)を把握し、
内輪差やオーバーハングなどの
トラック特有の特性や、運転席の高さからくる
視界の特性などを理解しておく事で、
交通場面に応じた危険を予知する事ができます。
②相手の特性を理解する
→歩行者の中でも特に子供や高齢者には
特有の行動特性があります。
自転車や二輪車についても
四輪車とは異なる走行特性があります。
それを正しく理解する事で
相手の動きを予知する事ができます。
③安全運転知識を身につける
→濡れた路面や積雪した路面では
停止距離が長くなる、
カーブでは遠心力が働く、
夜間は停止車両を走行車両と錯覚しやすいなど
安全運転に関する知識を身につける事で
道路状況に応じた危険を予知する事ができます。
ちなみにこういったテキストを使用します。
手順としては、
イラストの交通場面で想定できる危険要因をまずは考え記入する。
その後危険を回避するための運転方法は何かを考える。
そしてその内容をドライバーみんなで意見交換し共有する。
普段はもちろん安全運転を意識していますが、いろんな危険な
シチュエーションを知っておく事で
危険を回避するための
適切な行動を取る事が無事故につながりますので
ミーティングの時間を使用し
みんなで考える時間を作っています。
ちなみに先ほどの「信号機のある交差点の左折」
の解説はこんな感じです。
ご覧いただいています皆様も試してみてください。
この『KYT』は危険を予知する能力を養う訓練ですが、
とても奥が深く車を運転する者にとってはとても必要な能力
だと思いますので、私を含めこの
『KYT』に関してもっと勉強をし、
その内容をみんなで共有して
無事故につなげるために
引き続き取り組んでいきたいと思います!